コラム

『ハサミだけじゃない』松のお手入れ

2015.12.22

縁起が良いことで有名なのが松です。確かに、松は和風を醸しだしてくれる樹木なので、縁起の良さに関係なく、松を好んでいる方も大勢いらっしゃると思います。
でも、そんな松も定期的に剪定などでお手入れをしてあげなくてはいけません。というのも、松を含めた植物は生長力が強く、私達が手を加えなくても自然に枝を伸ばすようになります。枝が伸びすぎると、松本来の美しさを失い、「縁起の良さ」とは程遠くなるので、松の剪定が必要なのです。

まず、松の剪定の適正な時期ですが、基本的に暖かい季節を迎えた4月頃になります。ただし、この時期は忙しいという場合もあると思うので、秋に剪定を後回しても問題ありません。

次に、松の剪定のやり方ですが、松を近くで見ると、1つの枝に枝先が3本分かれているのが分かると思います。この場合、枝がピース型になるよう、中央の枝だけ切るようにしてください。松というのは、中央の枝ばかり栄養を与えようとする性質があるので、松の生長を良くする為に、中央の枝だけ切ることが大切なのです。

また、松の剪定ですが、剪定バサミだけ使うわけではありません。上記であげたように、基本的に松の剪定でメインに使うのは剪定バサミですが、細い葉っぱに関しては、直接手でむしることが大事です。もし、葉っぱまで剪定バサミで切ると、余計松の見栄えを悪くしてしまうからです。
ちなみに、手でむしるといっても、素手でむしるわけではありません。松の剪定をすると、マツヤニが出るので、手にマツヤニが付着することがあります。マツヤニが付着すると、手がベタベタして集中出来なくなると思うので、手でむしる時は、ゴム製の手袋をしておくのが適切です(軍手でも代用出来ますが、軍手の厚さで松の剪定がしにくくなってしまいます)。

これから松の剪定をする方は、上記のことをおさえておきましょう。
ただ、全く時間が取れない方は、プロの職人に依頼することがオススメです。